LCCの路線が増え、旅がより身近になった中部国際空港。LCCの深夜早朝便は運賃が比較的お得ですが、前泊・後泊が必要な場合も。その悩みを解消すべく、2017年4月8日(土)中部国際空港内にオープンしたカプセルホテル「TUBE Sq」を取材しました!
LCCの路線が拡大中 中部国際空港セントレア
2017年8月末時点で6社のLCCが就航している中部国際空港セントレア。就航先は日本国内のみならず、韓国・中国といった東アジアや、セブなどの東南アジア、そして2017年10月末にはグアムにも路線が拡大する予定です。
旅がさらに身近になる一方で、LCC路線の中には深夜早朝の時間帯に発着する便もあるため、交通アクセスが問題になります。
2017年8月30日(水)現在、中部国際空港に乗り入れている名古屋鉄道空港線は、名古屋方面から空港に到着する最初の電車が5:53着、空港を出発する名古屋方面行きの最終電車が23:31と、深夜早朝便を利用する場合は間に合わない便もあります。
そんなLCCの深夜早朝便を利用する際に便利なカプセルホテルが中部国際空港セントレア内にオープンしました。
セントレア内にカプセルホテルがオープン!「TUBE Sq」
2017年4月8日(土)にオープンしたカプセルホテル「TUBE Sq」(チュウブ・スクエア)。
場所はセントレアの1階・ウェルカムガーデン内で、出発・到着ロビーやアクセスプラザから簡単に移動できるので、スーツケースなど荷物が多い場合も安心です。
「TUBE Sq」は「宿泊」利用だけでなく、フライトの前後の空き時間に便利な「仮眠(シャワー)」の2つがあります。詳細は以下の通りです。
宿泊
料金:4,580円(税込)~
利用時間:18:00~翌日10:00(料金・利用時間は宿泊プランによって異なる)
仮眠(シャワー)
料金:1,080円(税込)~
利用時間:10:00~18:00(1時間単位で利用可)
24時間受付のフロント 多言語対応もバッチリ
入口を入るとフロントのスタッフが笑顔でお出迎え。こちらでチェックイン・支払いを行います。24時間対応しているので深夜早朝の利用でも安心ですね。
チェックイン・支払いは、隣に設置されているセルフチェックイン機でも行うことができます。
日本語・中国語・韓国語・英語の4か国語に対応しているので、海外からのお客様も気軽に利用することができそうですね。
ペッパー君がホテルを紹介!
「TUBE Sq」のフロントには話題のロボット「Pepper(ペッパー)」も。
「TUBE Sq」の案内やアンケート、ちょっとしたおしゃべりやゲームができます。
フロアは男女別・安心のセキュリティ
チェックイン・支払いを済ませたら、いよいよ宿泊エリアへ。
宿泊エリアは男性・女性で分かれていて、入室にはカードキーが必要です。安心して利用することができます。
スーツケースがそのまま入るロッカー
宿泊エリアへ入ると、初めにロッカールームがあります。
1人あたりのロッカーのサイズが大きく、そのままスーツケース等も入るようになっているので、荷物のためにコインロッカーを別に利用する心配もありません。
充実したアメニティ
チェックインの際に渡されるアメニティ一式はこちら。室内着・バスタオル・フェイスタオル・スリッパ・歯ブラシなど必要なものが揃っています。
出発前にパッキングしたスーツケースの中からタオルや歯ブラシを取り出す心配もありませんね。
気になるシャワールームを公開!
シャワールームは個室になっていて、シャワーブースの前にはカーテンで仕切られた服を着替えるスペースも。
シャワールームにはシャンプー・コンディショナー・ボディーソープが備え付けられています。使用しているのは高級ホテルで採用しているものと同じクオリティの良い物です。
洗面スペースには化粧水やクレンジング(女性のみ)などのアメニティーもあります。
ゆっくりと湯船に浸かりたいという方は、セントレア内にある展望風呂「風(フー)の湯」を割引料金で利用することができます。
ロッカールーム・シャワールームを抜けると、カプセルのフロアがあります。
客室の数は男性が84室、女性が54室の計138室です。
フランスベッドと共同開発のマットレスを採用
重厚な弾力で身体を優しく受け止めるマットレス。これはフランスベッドと共同開発したオリジナル製品で、一般的なカプセルホテルと比べて”眠りの質”もワンランク上だと感じました。
室内にはハンガーや鏡も用意されています。
スマホの充電に嬉しいカプセル内の電源コンセント
カプセル内にはコンセントも完備。スマホを置いて充電できるように、少しスペースが設けられているのも嬉しいポイント。さらに、貴重品の保管に安心な鍵付きのセキュリティーボックスもカプセル内に用意されています。
館内には無料のWiFiも飛んでいて、手塚治虫さんの漫画を自分のスマホやタブレットなどで楽しめる「TEZUKA SPOT」という利用者限定のサービスもあります。
またカプセルには遮光シャッターがついていて、真っ暗な状態で就寝することができます。
自分だけのプライベートな空間を確保して、そのあとの旅行・移動に備えてゆっくりと身体を休めましょう。
「TUBE Sq」でLCC旅をもっと楽しく
ぐっすりと寝た翌朝。チェックアウト後はわずか数分でチェックインカウンターへ移動できます。抜群のアクセスは空港内にあるカプセルホテルならでは。
「TUBE Sq」のコンセプトは「明日行く街の夢を見よう」「夢でつながる、旅と旅」。これまでのカプセルホテルとは違うワンランク上の休息が、旅の楽しみをさらに広げてくれるでしょう。
ますます充実するセントレアのLCC。深夜早朝便の前泊・後泊、そして空き時間の休憩に便利な「TUBE Sq」を利用して、LCC旅をもっと楽しんでみてくださいね!
(LCC STYLE編集部 金田 裕陽)
関連URL:「TUBE Sq」公式HP